村田 3試合ぶりKOでデビュー7連勝
3枚
「ボクシング10回戦」(1日、大田区総合体育館)
ロンドン五輪金メダリストでWBC世界同級7位・村田諒太(29)=帝拳=がWBO世界同級14位のドウグラス・ダミアン・アタイジ(ブラジル)を5回38秒TKOで下し、デビュー戦からの連勝を7に伸ばした(5KO)。
「狙いすぎた」と4回までは手数も少なく反撃も浴びたが、リズムをつかんだ5回、試合を一気に決めた。左右の連打から強烈な右で相手のアゴを打ち抜きダウンを奪う。立ち上がった相手に猛然と襲いかかると、最後、右を豪快に顔面に見舞い倒し切った。
村田は「最後の右は、ここ最近では一番良かった」と自画自賛した。初の世界ランカー相手に3試合ぶりのKO勝利。「正々堂々と戦った相手に敬意を表したい。人を倒す感覚を覚えられたことは良かった。良くない部分も反省しないと。今年は勝負の年」と、収穫と課題を強調した。