亀田和毅 王座返上でマクドネル戦へ

 世界ボクシング機構(WBO)が、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英国)との王座統一戦を認めないことを発表していたWBO同級王者・亀田和毅(亀田)が24日、WBOが剥奪を示唆していた王座を返上したことを公式ブログ等で明らかにした。

 亀田和のマネジメント業務を扱う亀田プロモーションは、亀田和の「より強い選手と闘うため。ベルトは後からついてくるものだと思っている」というコメントを発表した。

 亀田和は「俺はバンタム級でナンバーワンと思っています。だからこれからもトップファイターたちと戦っていきます。ベルトは後から付いてくるものだと思っています」と自分の考えを明らかにした。

 またブログでは「WBOのタイトルはバンタム級のトップファイター達と戦っていくために返上した」と明かし、「WBOには初めての世界タイトルを獲得する機会をいただいて感謝しています」と、WBOに対して遺恨のないことを記した。

 WBOは21日、マクドネル-亀田和毅戦について、WBAの同級はフアンカルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をマクドネルより上位の王者としているため統一戦と認めないと発表。承認がないまま同団体王者が闘うのを認めていないことなどを理由に、試合を強行すれば亀田和の王座剥奪もあると警告していた。

 23日付米スポーツ専門局ESPN(電子版)は、亀田和が返上した王座は同級1位の赤穂亮(横浜光)とプンルアン・ソーシンユー(タイ)との決定戦になるとしている。

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