来月３０日の世界ボクシング機構（ＷＢＯ）ミニマム級王座決定戦で、日本選手最速となるプロ５戦目での世界タイトルを目指す１９歳の田中恒成（畑中）が２０日、名古屋市内で練習を公開し「本格的に始まった気がしている。今のところは万全」と順調な調整をうかがわせた。

　対戦相手の同級１位フリアン・イエドラス（メキシコ）を想定し、フィリピン人選手２人と計５ラウンドのスパーリングを実施。「似ている部分が多くある。それぞれの個性もあって、いい緊張感で練習に臨める」と手応えを得た様子だった。

　これまでは、体力強化に重点を置いてきた。今後はより実戦的な練習へと移る。