介護士ボクサー大沢がKO勝ち

 「ボクシング・フェザー級10回戦」(3日、大阪府立体育会館)

 元OPBF東洋太平洋フェザー級王者の大沢宏晋(29)=ロマンサ雅=がインドネシア国内同級暫定王者のアリエフ・ブレイダーを、9回2分25秒KO勝利で下した。

 序盤から強烈なボディーでダメージを与えたが、タフな相手の反撃に苦しんだ。3回には偶然のバッティングで右目をカット。判定にもつれ込むかと思われた9回、大声援にようやく応えた。

 左アッパー、右ストレートでロープに追い込むと、最後はレバーに左アッパー。相手は倒れ込み、10カウントがコールされた。

 「もっと早く倒せるんじゃないかと安易な気持ちがあった。ただただ勉強させられた」。リング上では反省の言葉を並べた。

 JBC未公認のタイトルマッチをノンタイトルと届け出て行ったことで13年1月に1年間の出場停止。処分の解けた同年12月に復帰戦を飾り、これで4戦連続KO勝利。「あかんところが出たけど、その中で倒せたのは良かった。ただこれで満足しているようじゃ先はない。反省しかない試合」と自らに言い聞かせた。

 介護士ボクサーとして知られ、現在も施設で勤務。「今は、勤務日数を減らしてボクシング1本の意識でやっています。二兎追う者は一兎をも得ず。今年が勝負」と、タイトル戦線を見据えた。

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