「日本ヘビー級タイトルマッチ」（４月３０日、後楽園ホール）

　ボクシングの日本ヘビー級タイトルマッチを行う王者・藤本京太郎（角海老宝石）と挑戦者で同級１位の石田順裕（グリーンツダ）の両陣営が、前哨戦を繰り広げている。

　２月１４日のバレンタインデーに石田側がチョコレート、カップ酒、タバコ、そしてグリーンツダジムの本石会長直筆の挑戦状を京太郎側に贈った。

　そしてホワイトデーの１４日、今度は角海老宝石ジムの萩森健一マネジャーがお返しとして特大のケーキと京太郎からのビデオメッセージを贈ったことを明かした。

　特大ケーキは「ウエートアップサポートヘビー級ケーキ」と称し、ロサンゼルス合宿中の京太郎が手作りしたもの。約５０人前、推定５万キロカロリー以上という。体重アップに励む石田に対し「これを一気に食べていただければ１５～２０キロのウエートアップは間違いありません」（萩森マネジャー）と“敵に塩”だ。

　また、萩森マネジャーは本石会長に対し「どちらが勝っても敗者が勝者の腰にベルトを巻き、右手を挙げましょう」とスポーツマンシップを訴える親書を送った。

　京太郎と石田は、ちょうど一年前の４月３０日、後楽園ホールでノンタイトル戦を行い、京太郎が判定で接戦をものにしている。