大仁田厚、渕とのコンビに「光栄」

全日本12・6大阪で同期タッグを結成する大仁田厚(左)と渕正信
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 全日本12・6大阪大会で古巣に13年ぶりに参戦し、74年デビューの同期・渕正信とコンビを組む大仁田厚が25日、横浜市の全日本事務所で渕とツーショット会見した。当日は渕のデビュー40周年記念試合FINALとして、ウルティモ・ドラゴン&金丸義信と対戦する。

 渕から「40周年のファイナルイベントに参戦してくれて、パートナーになってくれる大仁田選手に感謝の気持ちでいっぱい」と声を掛けると、大仁田は照れくさそうに笑った。

 01年1月28日・東京ドームでの師匠・ジャイアント馬場さんの3回忌追悼興行(大仁田&テリー・ファンク対アブドーラ・ザ・ブッチャー&ジャイアント・キマラ)以来の全日本出場。邪道は「2人ともよくプロレス界に長くいたなと。渕さんと(会見前に)話したとき、『(当時の全日本では)大仁田君とオレしかいないよ』って言われた。全日本からのご指名はうれしいし、渕さんの40周年ファイナルで組めるのは光栄」と笑顔を見せた。

 故ハル薗田さんを加えた“三羽ガラス”は渕いわく「馬場さんから基本を教わって、練習に明け暮れた」という若手時代をともに過ごした仲。80年代前半に米国などでもタッグで活躍した2人にとって、約30年ぶりの合体となる。

 引退まで大仁田との接点はないままだと思っていたという渕は「どっかの神様が思い出作りで組ましてくれたのかな。デビュー戦(74年4月22日)の相手と組めるのはうれしいし、縁かな」と目を細めた。大仁田が「当時のワールドタッグランキング3位だった」と振り返ると、渕は「30何年前の話。ファンクスより上だった」とうなずいた。

 米テネシー州やフロリダ州で名物タッグとなった2人。渕は「彼と離れて1人になったらファイトマネーが落ちた。タッグでいいお金をもらってた。(試合順も)メーンだったのが、(1人だと)1、2試合目」と懐かしそう。2人は「ファンクスとやるか」と声をそろえた。

 12・6はオールドファンも喜ぶカードだ。大仁田は全日本時代に世界ジュニア王座の前身であるNWAインターナショナルジュニア王座を獲得しており、渕、ウルティモ、金丸の元世界ジュニア王者と併せ、歴代ジュニア王者4人のそろい踏み。大仁田は「オレはオレのスタイルでいくだろうし、渕さんは渕さんのスタイルでいくはず」と話すと、渕は「オレの働きぶりを見てくれ。すぐにタッチするかもしれないけど」とニヤリ。会見の最後にがっちり握手をかわした計117歳コンビが、冬の浪速で久々に暴れ回る。

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