井上尚弥 栄養管理成功し防衛戦に自信

ミット打ちで鋭い左ブローを繰り出す井上尚弥(横浜市の大橋ジム)
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 「WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(9月5日、代々木第2体育館)

 9月5日に東京・代々木第2体育館で初防衛戦に臨むボクシングのWBC世界ライトフライ級王者井上尚弥(大橋)が27日、横浜市の大橋ジムで練習を公開した。

 弟で日本ライトフライ級3位の拓真との2ラウンドのスパーリング、ミット打ちなどでみっちり汗を流し、「インパクトのある勝ち方にこだわりたい。力でねじ伏せるKOをイメージしている」と堂々のノックアウト宣言だ。

 挑戦者の同級14位サマートレック・ゴーキャットジム(タイ)の印象については、「ラフファイトもしてくるけど、スタイル的には自分とかみ合うかな。やりやすいと思う」と自信をのぞかせた。

 王座を奪取した4月の試合では減量に苦しみ、左脚にけいれんを起こすなどコンディション調整に苦労した。そこで7月から管理栄養士のアドバイスを受けて食事のメニューを見直し、毎食後や練習の前後にサプリメントを摂取するようになったという。

 最大の懸案だった減量に関しても、ここまでは全く順調にきており、「リミットまであと2キロだけど、食べながら練習ができている。前回とは全然違う」と表情も明るい。

 ウエートコントロールがうまくいかず、ほぼ絶食状態が強いられた前回の試合前は「きつかった。ヘロヘロで足が動かなかった」(井上尚)というほど過酷な状況だった。高タンパク低カロリーの食事を心がけ、水分の補給の仕方なども注意するようになり、仕上がりはパーフェクトに近い。

 フィリピンから世界ランカーを5人も呼び寄せて合計120ラウンドのスパーリングを消化。この日もやや軽めの内容とはいえ弟の拓真とスピード感あふれる切れ味鋭い動きを披露した。

 「この若さで世界チャンピオンになっても少しも有頂天にならず、3、4日休んだだけですぐ練習を再開した。何も心配はない」と所属ジムの大橋秀行会長も全幅の信頼を寄せている。

 それでも、減量は決して楽ではない。今後はフライ級へ階級を上げることを視野に入れており、「上のクラスでやることをアピールするためにもスカッと勝ちたい」と意気込みを示した。スピード、テクニック、センスに加えてパワーもレベルアップ。ひたすら進化を続ける“怪物”の戦いを見逃すわけにはいかない。

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