ボクシング六島ジムが沖縄合宿を敢行

 ボクシングの六島ジム所属の前日本スーパーウェルター級王者・細川貴之ら3人が沖縄合宿を敢行し、18日、同行する枝川孝会長が、中・重量級戦線で六島ジムが主役に打って出ることを宣言した。

 目玉は日本ミドル級6位の前原太尊・康輝だ。昨年のミドル級全日本新人王&MVPで8戦6勝(6KO)1敗1分けを誇る強打のサウスポー。188センチの長身から打ち下ろすパンチは日本選手離れした破壊力を持つ。

 「当たれば村田選手でも倒れる。日本タイトルのチャンスはすぐ巡ってくるだろう。今は村田と言っても何言うとるんや?と周囲は言うだろうけど、そのうち村田選手も避けて通れない存在になってもおかしくない」と会長は潜在能力に惚(ほ)れ込んでいる。

 将来はロンドン五輪金メダリストの村田諒太(三迫)を倒すことが目標。その足がかりとして来年には日本タイトル挑戦を狙っている。11月には今年2戦目を控えており、19日まで行う3泊4日の今合宿で朝、晩、走り込み、土台となる下半身を鍛え上げている。

 右目網膜裂孔の手術のため、初防衛戦を前に王座を返上した細川の今後は未定。まずは目の完治を優先させるがIBF世界スーパーウェルター級12位にランクされており、世界も視野に再起を狙う。

 沖縄合宿できっかけをつかみたいのが日本スーパーライト級13位・ジャンボおだ信長本屋(のぶながしょてん)ペタジーニ。昨年の新人王を制し日本ランク入り初戦となった4月、まさかの完敗。進退に迷い、ボクシングから離れたが気持ちの整理を付け、戻って来た。

 11月に復帰戦を予定。会長は「普通に育てば日本タイトルならすぐ取る才能はある。ジャンボの気持ちに火を付けたい」と、海外の強豪を視野に再起戦を組む予定だ。

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