36歳の野中5年ぶり日本王者返り咲き

 「デイリー後援・日本スーパーウエルター級王座決定戦」(10日、住吉区民センター)

 ボクシングの日本スーパーウエルター級王座決定戦が行われ、同級2位・野中悠樹(渥美)が3‐0の判定で、同級3位・長島謙吾(角海老宝石)に完勝し、5年ぶり同級王者に返り咲いた。

 4回には「骨が折れたかも」と左拳を痛め、5回には左目上をカット。36歳の野中は満身創いになりながらも、気迫と技術で尼崎ジム時代の後輩・長島を圧倒した。

 3年前に最大の理解者だった父・茂也氏(享年59)が他界。「おやじに世界ベルトを届けるための足がかり。日本のてっぺんを糧に世界を狙ってやっていく」と宣言し遺影をリング上で掲げた。

 09年に日本・OPBF東洋太平洋の両王座を陥落して以降、常に「負ければ引退」を胸に誓ってきた。「ずっと覚悟を決めてやってきた。これからも変わらない」とキッパリ。

 大東旭会長代行が現役時代に10度防衛したベルトで渥美ジムに初タイトルをもたらした。「野中が頑張った結果。深い縁を感じる」と会長代行は感慨深げに話した。

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