リーゼント王者・和気、4度目の防衛

 「ボクシング・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦」(21日、岡山武道館)

 リーゼントボクサーの王者・和気慎吾(27)=古口協栄=が挑戦者の同級1位・李ジェーソン(31)=韓国=を10回27秒TKO勝利で退け、4度目の防衛に成功。過去、対日本人は5戦5勝だった“日本人キラー”を倒し、地元・岡山凱旋で行われた世界前哨戦をクリアした。

 序盤は「頭が当たりきつかった」とバッティングにより両者流血。それでも序盤、中盤とスピードと有効打で上回る和気がリードして進んだ。「どうせなら倒す」と気持ちを切り替え臨んだ9回、左右の連打からコーナーに追い詰めた。

 そしてダメージが足に来た李に「ここしかない」と強烈な左ストレートを顔にたたきつけた。李はなんとリング場外まで吹っ飛ぶダウン。ロープの間から気力で戻って来たが、10回、和気が連打を浴びせたところでレフェリーは試合を止めた。

 「こん身でしたね。場外ダウンは今までないです。あれで立ち上がって来ましたからね。あそこで終わって欲しかったですけど」と手応え十分に振り返った。

 同級王座を10回TKOで奪取してから5連続KO。「自分の中では次は世界。1分1秒も無駄にせず、世界に向け精進します。絶対に勝ちます」と地元ので大声援に応えた。

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