帝里木下、大毅返上の王座獲得ならず

3‐0の判定で敗れた帝里木下(右)。中央左は新チャンピオンのゾラニ・テテ=神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・保田叔久
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 「IBF世界スーパーフライ級王座決定戦」(18日、神戸ポートピアホテル)

 ボクシングのIBF世界スーパーフライ級王座決定戦が18日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテル・大輪田の間で開催され、同級6位の帝里木下(28)=千里馬神戸=は、0-3の判定で、同級1位のゾラニ・テテ(26)=南アフリカ=に敗れ、王座獲得はならなかった。

 20戦無敗、日本王座防衛5度の実績を重ね、初の世界挑戦のチャンスをつかんだ帝里。サウスポー対決となった一戦で、リーチで11センチ下回る帝里は苦しい立ち上がり。テテの長い右ジャブにペースを奪われ、攻撃の糸口をつかむことができず後退する場面が続く。強打こそ交わし続けたが、ポイントを奪うことはできなかった。

 試合はダウンシーンはないまま終了。スコアは118対110が2人、119対109が1人。国内初のホテル宴会場での世界戦。観客にも草履禁止などドレスコードが設定され、優雅なムード漂う中、試合は行われた。

 この王座は前王者・亀田大毅(亀田)がWBAとの統一戦での“負けても王者”問題で混乱を招いたとして3月に返上。空位となり、IBFがテテと帝里に決定戦を行うように指令を出した。通算戦績は帝里が21戦19勝(3KO)1敗1分け、テテが22戦19勝(16KO)3敗。

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