イチがマルチ 歴代単独30位大台まで14
「タイガース7-5マーリンズ」(28日、デトロイト)
マーリンズのイチロー外野手(42)がタイガース戦に「1番・右翼」で出場し、4打数2安打1四球。今季15度目のマルチ安打で打率は・340。メジャー通算2986安打とし、通算2985安打のサム・ライスを抜いて歴代単独30位に浮上し、大台まであと14本とした。
初回の打席は三飛。初対戦の右腕、ペルフリーに対し、カウント2-2からの7球目、ボール気味の内角高め、153キロの高速シンカーを打ち上げた。
2点を先制した後の二回2死二、三塁の好機は一ゴロ。カウント3-1からの5球目、ボール気味の高めの148キロ高速シンカーを鋭く振り抜いたが、打球は一塁手の正面だった。
2-0の四回2死一塁の打席は四球。4球連続ボールで一塁へ歩いた。
4点を追う六回1死一塁の打席は右前打。初球、内角高めの148キロ速球を右前へ弾き返し、好機を広げた。
3点を追う八回無死一塁の打席は中前打。4番手右腕、グリーンに対し、フルカウントからの6球目、低めの146キロのカットボールをライナーで中前へ運んだ。
試合は、マーリンズが二回に2点を先制。先発のコンリーが四回まで8三振を奪う好投を見せていたが、五回に突然の乱調で主砲カブレラの逆転3ランを許すなどして一気に突き放された。チームは六回と八回に1点ずつ加点したが、あと1本が出ず、3連勝はならなかった。