「マーリンズ－パイレーツ」（２５日、マイアミ）

　マーリンズのイチロー外野手（４１）は「２番・右翼」で出場し、七回の攻撃で今季１１盗塁目となる二盗に成功。メジャー通算４９８盗塁として史上３８人目の大台まであと２、日米通算７００盗塁まであと３とした。一回の打席では史上８１人目の通算１万打席に到達した。

　１点ビハインドの一回の打席は右飛。右腕のモートンに対し、２ボール１ストライクからの４球目、１５０キロ直球を打って出てライナー性の打球が野手の正面に飛んだ。この打席でメジャー通算１万打席に到達。１５シーズン目での大台は、通算１５８６１打席のメジャー記録をもつピート・ローズの１４シーズンに次ぐ、史上２番目の速さ。日米通算１４０９８打席はメジャーでは２位に相当する。

　四回無死二塁の打席は左邪飛。７球目に一塁走者のゴードンが今季４２盗塁目となる二盗を成功させた後、フルカウントからの８球目、１５０キロの外角低めの直球を左翼線際へ弾き返したが、左翼手がランニングキャッチで押さえた。

　１点リードの六回無死二塁の場面は捕犠打。初球ストライクを見送り、ゴードンの二盗をアシストした後、２球目、１３４キロの変化球を捕手前に転がし、走者を三塁に進めた。後続の適時打を呼び込み、点差を広げた。

　４点リードの七回２死三塁の打席は、２番手右腕のヒューズから四球を選んで出塁。次打者の２球目に今季１１個目となる二盗を成功させ、メジャー通算５００盗塁まであと２とした。