「マーリンズ２－１ナショナルズ」（５日、ワシントン）

　マーリンズのイチロー外野手（４１）は「７番・左翼」で出場し、４打数２安打１打点、１得点。２戦連続マルチ安打で連続試合安打を６に伸ばし、打率を・２９３とした。メジャー通算安打を歴代４３位タイの２８６６本とし、同４２位のベーブ・ルースの記録まであと７とした。試合は、マーリンズが４人の継投を１点のリードを守り切って勝利。連敗を２で止めた。

　先制適時打と好判断からのホーム生還。イチローが二回に見せた一連のパフォーマンスがチームに勝利をもたらした。

　両軍無得点の二回、無死三塁の絶好機。剛腕ストラスバーグにカウント１－２と追い込まれながら１３０キロの外角カーブを鮮やかに流し打ち、ライナー性の打球で狭くなった三遊間を抜いた。

　自らのバットで１点目をもたらしたイチローは、次打者の死球で二進。９番レートスの投前へのバントを処理したストラスバーグが一塁へワンバウンドで送球し、一塁ベースカバーに入った二塁手がわずかに後ろにそらすのを見て三塁を蹴って一気に生還した。

　瞬時の判断でものにした２点目。本塁突入のポイントを問われたイチローは「感じ、感じ。そういうのはセンスだから。こうなったらこうします、じゃない」と話した。