イチロー3戦連続安打チームは4連勝

 「フィリーズ0-7マーリンズ」(2日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「7番・左翼」で出場し、3打数1安打1四球。3戦連続安打で打率を・266とした。試合は、マーリンズが快勝して4連勝。今季初めて勝率を5割にした。

 4月22日以来、今季2度目となったエース左腕、ハメルズとの対戦。前回対戦では2打数無安打1四球だったイチローは二回、先頭で左翼線安打。カウント2-2からの5球目、143キロの外角低めカットボールを弾き返した。

 次打者エチャバリアの初球にスタート。これがラン&ヒットとなり、打球が右前へ落ちる間に一気に三塁を陥れた。ところが、三塁に到達する前の走塁で小さなミスがあった。二塁に向かっている最中に打球が聞こえたために二塁ベースに到達した直後に一塁に向かってわずかに帰塁。打球が落ちたのを確認して再スタートを切ったが、その際に二塁ベースを踏むことなく三塁に走ってしまったのだ。

 フィリーズは右翼手から返されたボールを投手が二塁に転送するアピールプレーで二塁塁審がアウトを宣告。イチローは主審から説明を受けた後、ベンチへ下がった。

 4点リードの三回1死二塁の好機は四球。5点リードの五回二死の場面は投ゴロ。カウント1-2からの5球目、143キロ外角カットボールをとらえ切ることはできなかった。

 リードを7点に広げた七回1死一塁の打席は2番手右腕、マゴワンに遊ゴロ併殺。カウント1-2から142キロの低めチェンジアップを遊撃手のやや右に転がした。

 試合後のイチローはチームの快進撃に「(勝っている)相手がよくない状態にあるのは事実。それをちゃんとものにするかどうかは、後々響くことは経験でよく分かっている。そういう結果だと思います。落としちゃいけないゲームをものにしてる」と分析。大多数の選手が20代というチーム状況に「新しいチームですから負ければ自信を失うし、勝てば自信をもつ。そういう傾向ははっきり出ています。本当はそれではダメですけど、それはしょうがない。そういう段階をへて(強いチームは)できあがるものですから」とも話した。

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