イチ、メジャー移籍時のマ軍GMと再会

 「フィリーズ1-6マーリンズ」(22日、フィラデルフィア)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が「7番・左翼」で出場し、3打数1安打2四球、1得点。二塁内野安打で出塁した八回に日米通算1966得点目のホームを踏み、王貞治氏の持つ日本記録にあと「1」とした。試合は、マーリンズが連敗を「5」で止めた。

 試合前のクラブハウス。懐かしい顔に思わず、イチローの表情が緩んだ。00年オフにオリックスからポスティングシステムを使って移籍したマリナーズの当時のゼネラルマネジャー(GM)だったパット・ギリック氏(77)がひょっこり現れたのだ。

 現在はフィリーズの球団社長を務める同氏。GMとしては92、93年のブルージェイズと08年のフィリーズで計3度ワールドシリーズを制し、それらの功績を称えられて11年には野球殿堂入りを果たしている大リーグ界の重鎮だ。

 マリナーズ時代の11年にシアトルで行われた式典で会って以来、4年ぶりの再会。旧交を温めたイチローは「雰囲気がいいし、大好きですね。優秀だし、(言葉や表情に)気持ちがある。パットのこと嫌いな人はいないと思う」と満面の笑みで話した。

 ドジャースなどもイチローの獲得に動く中、独占交渉権を1312万5千ドル(当時のレートで約14億4千万円)で落札したマリナーズ。現場を統括していたギリック氏は、15年目のシーズンをプレーしているイチローについて「『AMAZING(素晴らしい)』の一言に尽きる」と感嘆していた。

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