イチロー“今季初安打”「運動量多い」

練習後にファンが持参した応援ボードにサインするマーリンズ・イチロー=フロリダ州ジュピター(撮影・小林信行)
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 マーリンズのイチロー外野手(41)が26日(日本時間27日)、フロリダ州ジュピターのキャンプ施設で約2時間半の練習を行った。

 投手が打者との感覚を確かめるライブBPでは、変則中継ぎ右腕のキャップスと“対決”し、5球のうち3球をスイング。大きなバウンドで二遊間を抜けようとする安打性の当たりも放った。

 キャンプ3日目を終えたイチローは新天地での練習内容について「運動量が多い。なんだかんだと外野手はけっこう走ってる」と感想。前所属チームのヤンキースはベテラン選手が多く、練習量は少なかったが、「ここはさぼうろうとしても無理。やらなきゃしょうがない。(ヤンキースは)自分(個人)に任されてることが多いからやらなくてもいい。でも、ここはみんなで一緒にやる。僕はどちらでもやりますから、どちらでも構わない」と話した。

 練習後はレドモンド監督(43)運転のカートで移動した。空席に乗り込もうとする若い選手に向かって「40歳以上限定だ!」と叫んで走り去った同監督に思わず、笑顔。「チームミーティングで選手全員に伝えるよりも個々に話す方がいい」と、対話を重視する指揮官にイチローは「悪人顔じゃない。悪人は悪人の顔してますから」と独特の言い回しで好印象を抱いていることを明かした。

 練習後は日課となっているファンへの即席サイン会を実施した。キャンプ地入りした際に着ていた“ツンデレTシャツ”のイラストを模した応援ボードを見つけると、満面笑み。感謝の意を表すように背番号「51」を入れたサインをプレゼントした。

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