大リーグ、レンジャーズは１６日（日本時間１７日）、カブスからフリーエージェント（ＦＡ）になっていた藤川球児投手（３４）と１年契約プラス出来高で合意したと発表した。１６年の契約は球団が選択権を持つ。米メディアによると、来季の年俸は１００万ドル（約１億１８００万円）だという。

　メジャー３年目を新天地で迎える藤川は電話会見を行い、「自分でも環境を変えたかった。違う環境は大きなプラスになると思う」と意気込み。レンジャーズにはエース、ダルビッシュ有投手が所属する。日本代表として０８年の北京五輪に出場し、０９年のＷＢＣでは世界一の喜びを分かち合った戦友とチームメートとなることに「個人的にはユウとは元々仲がいい。アメリカでユウの知ってるおいしいレストランに一緒に行けたらいいなと思う」と話した。

　メジャー１年目の１３年６月に右肘の靭帯修復手術し、約１年２カ月のリハビリを経て今年８月に戦列復帰。球団からは抑えのフェリスにつなぐセットアッパーとして期待されている。阪神時代は日本を代表するクローザーだった右腕は「健康であればできる自信はある。健康であればどこでも投げられると思う」と話した。