トマス争奪戦 イチロー、青木に影響か

 大リーグ公式ホームページは26日(日本時間27日)、大争奪戦が展開されているキューバ出身のヤスマニ・トマス外野手(24)の記事を掲載。ダイヤモンドバックス、パドレス、ブレーブス、ジャイアンツが条件を提示したと伝えた。

 同サイトによると、同選手は1年平均1500万ドル(約17億7千万円)で5~6年の契約を希望する一方で短期契約を結び、再び、FAになる考えもあるという。仮に長期契約で合意すれば、ホワイトソックスのアブレイユ内野手(27)の6年6800万ドル(約80億円)、レッドソックスのカスティーヨ外野手(27)の7年7250万ドル(約85億5千万円)を上回り、キューバ人史上最大規模になる可能性は高い。

 同外野手に関しては先に挙げた4球団ほか、マリナーズ、ドジャース、フィリーズ、レンジャーズ、レッドソックス、ロイヤルズの計10球団が、同外野手が滞在するドミニカ共和国に出向いて個別で公開練習を視察したという。

 今オフの各球団の外野手の補強は、メッツがFAのカダイヤーと2年2100万ドル(約24億7千万円)で合意、カージナルスがブレーブスとのトレードでヘイワードを獲得したぐらい。サンクスギビング休暇が明ける12月1日以降に動きが活発化すると予想されるが、トマスの決断がクルーズ、M・カブレラ、マーカキス、ハンターといった注目度の高いFA外野手、さらにはイチローや青木の契約に影響することは間違いない。

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