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ダル 靭帯損傷多発に「中5日論」展開

2014年7月15日

球宴恒例の記者会見で肘故障に関して持論を展開したレンジャーズ・ダルビッシュ=ミネアポリス

球宴恒例の記者会見で肘故障に関して持論を展開したレンジャーズ・ダルビッシュ=ミネアポリス

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 メジャー流の5人ローテーション。中4日の登板間隔を「絶対短い」とばっさり切り捨てたダルビッシュが提言したのは、6人ローテ。「僕はそうだと思います。そうなると投手1人1人の年俸は下がりますが、選手をプロテクト(守る)したいんだったら、もう1枠、先発用の枠をつくった方が中5日で楽に回れる」。現在は1試合の球数を制限して負担を軽減することが主流となっているが「球数はほとんど関係ないと思う。120球、140球投げても、中6日あれば靭帯の炎症は全部取れる」と言った。

 ダルビッシュは日米の使用球の違いにも言及した。メジャー使用球について「ボールが滑るってことはちゃんともたなきゃ(握らなきゃ)いけない。もつ(握る)ってことは(肘に)ストレスがかかるわけだから、そこは大きい。(メジャー球の中には)大きさも違えば、最初から変形してるものがあったりする」と苦言を呈した。

 田中将の右肘靭帯の部分断裂の原因をスプリットの投げすぎとする見方もあるが、ダルビッシュの見解は違った。「スプリットは肘に負担がかかるとは僕は思わない。むしろチェンジアップの方が薬指がかかっている。薬指は尺骨につながってるからチェンジアップの方が関係あるのかな、と。(ボールを深く挟む)フォークは別ですけど、(浅く挟む)スプリットはツーシームと変わらない」。豊富な球種を操る自身の感覚を言葉にした。

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