【ボート】茅原悠紀がミラクルV

 「江戸川634杯モーターボート大賞・G2」(31日、江戸川ボート)

 強風高波浪のため順延され、仕切り直しとなった優勝戦は1号艇の茅原悠紀(28)=岡山・99期・A1=がコンマ23とSで遅れながらも、2Mを先取りして1着。初のG2タイトルを手にした。今年の優勝は2月尼崎一般戦以来で2回目。2着には土屋智則、3着には安達裕樹が入った。

 茅原が執念でVをもぎ取った。8メートルの強いホーム追い風が吹いて、安定板が使用される厳しいコンディション。「自信を持って行った」というスタートだったが、コンマ23の致命的な立ち遅れ。2コースの土屋がコンマ08で踏み込んで、一度は完全にまくったかにみえた。

 ところが1Mで土屋のターンが流れてしまい、小回りした茅原が急接近。続く2Mで土屋を振り切って勝利を決定づけた。「どんな状況になっても最後まであきらめなかった。ホッとしている。“王道の逃げ”をしたかったけど…」と思わず苦笑いを浮かべた。

 このG2制覇で、来年3月に地元・児島で開催される「SGクラシック」(17年3月15~20日)の出走権を手にした。「これで年末のグランプリ(住之江)に集中できる」と暮れの大一番へ照準を合わせていく。ニュージェネレーションの旗手は、豪快な旋回力を武器に2回目のグランプリ制覇を目指して戦い抜く。

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