「レディースチャレンジカップ・Ｇ２」（２９日、芦屋）

　人気を背負った寺田千恵（４６）＝岡山・６５期・Ａ１＝が、インからトップＳを決めて逃げ切り、今年の女子では最多となる８度目の優勝を飾り、女子の賞金トップに立った。２コースから差した三浦永理が２着、３号艇の大滝明日香が３着に入り、人気サイドの決着。

　前検から目立った足をみせ、初日連勝の好発進だった寺田だが、その後５走は未勝利。やや下降線で迎えた優勝戦。「エンジンは、５日目に気になったところを直して、足は完璧になっていました。自信を持っていけた」と、最後の最後で、納得の足に仕上げて優勝を飾った。

　今年は、この優勝で女子では最多となるＶ８で、賞金ランクでも堂々のトップに躍り出た。４年連続での年末出場だが、「トップで福岡に行くからには、優勝目指して走らないと。年の始めに思い描いた通りにうまく来てる。気持ちの上ではリラックスをして、いいパフォーマンスをみせます」と、初の賞金女王戴冠への自信を見せた。

　この結果、年末に福岡で開催される「プレミアムＧ１・クイーンズクライマックス」（１２月２８～３１日）に出場する１２人が決定。優勝戦で５着の川野芽唯と、９Ｒの特別選抜戦で３着に入った日高逸子が、最後の最後で、ともに地元・福岡での大一番への出場を決めた。

　クイーンズクライマックスに出場する１２人は、賞金順に、寺田千恵（岡山）平高奈菜（香川）遠藤エミ（滋賀）大滝明日香（愛知）山川美由紀（香川）三浦永理（静岡）松本晶恵（群馬）滝川真由子（長崎）鎌倉涼（大阪）川野芽唯（福岡）小野生奈（福岡）日高逸子（福岡）