G1・3勝馬マンハッタンカフェ急死

有馬記念を制したマンハッタンカフェ=2001年12月23日
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 現役時代にG1で3勝を挙げ、引退後は種牡馬として活躍したマンハッタンカフェが13日、北海道安平町の社台スタリオンステーションで腹腔内腫瘍により死亡した。17歳だった。

 セレクトセールで1億3000万円(税抜き)の値を付けるなど、父サンデーサイレンス譲りのあか抜けた馬体が評判を集めた。01年1月にデビューし、夏に条件戦を連勝して本格化。菊花賞で初G1制覇を飾ると、続く有馬記念ではテイエムオペラオーやメイショウドトウといった古馬の強豪を蹴散らし、現役最強の座に登り詰めた。

 翌年の天皇賞・春でG1・3勝目を獲得。秋には凱旋門賞・仏G1に挑戦したが13着に敗れ、レース後には屈腱炎が判明。通算12戦6勝(うち海外1戦0勝)で現役生活の幕を閉じた。

 引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬入り。産駒は09年にジョーカプチーノがNHKマイルCを制してG1を初制覇。その後も09年秋華賞馬レッドディザイア、11年天皇賞・春の覇者ヒルノダムールなどさまざまなカテゴリーで活躍馬を輩出した。

 主戦を務めた蛯名正義騎手「具合が良くないとは聞いていたので先々週、元気なうちに会っておこうと社台スタリオンステーションに行きました。随分やせていて、長くないかなと思っていましたが…。現役時代は凱旋門賞にも連れて行ってもらい、思い出深い馬。一番の思い出は3歳の有馬記念かな。生涯で一番というくらい具合が良くて、期待通りの強さでした」

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