【ボート】山口剛が2年半ぶりのG1制覇
「開設62周年記念・浜名湖賞・G1」(2日・浜名湖ボート)
山口剛(32)=広島・91期・A1=がインから速攻を決めて見事に優勝を飾った。2着は差しで続いた笠原亮、3着は斉藤仁が入った。山口は、13年2月びわこ周年以来となる5度目のG1優勝。通算では28回目の優勝となった。
エンジンには自信を持っていた山口。インからきっちり「全速のS」を決め、まくらせず、差させずに1マークをあっさり先制した。「回って押す力があったので、思い通りにレースができた」と余裕を見せてバックに突き抜けた。
前検日、手にしたエンジンが伸びで下がっていたのを見て、ペラを大きく叩き変えた。「低減エンジンの調整が最近、少し分かってきたので、思い切って叩きました」。これが功を奏して、手に入れたのが「回ってからの押し」。あとは予選トップ通過から準優のイン速攻。そして優勝戦を圧勝した。
「今節みたいにうまく調整ができれば、これから先、楽しみが出てきました。低減エンジンの蒲郡も頑張りますよ」と、今月末に控える蒲郡でのSGボートレースメモリアル(25~30日)での活躍を誓った。