【ボート】大波乱!約6億円が返還
「ヤングダービー・G1」(28日、戸田)
地元エースの桐生順平が制してG1初優勝。初代王者に輝いた。2着に黒井達矢が入り、地元ワンツーとなった。3着が長尾章平。しかし、人気を背負った峰竜太をはじめ、土屋智則、渡辺雄一郎の3人がフライング。優勝戦の発売額の約97%にあたる、5億9663万100円が返還となった。
進入はS展示が145・236。本番は渡辺が3カドを選び15・2346の2対4となった。優勝戦でもあり全体的にスタートは速くなってしまい、インの峰はコンマ06、2コースの土屋はコンマ07、3コースの渡辺もコンマ01のスリットオーバーとなった。
F3艇が戦線を離脱したBSで黒井が内から伸びたが、2Mで桐生が黒井を差して、そのまま先頭へ。右手で軽くガッツポーズをしてゴールに飛び込んだ。
桐生は「返還がたくさん出てしまって…」と複雑な表情で表彰式に臨んだが「(ウイニングランの時に)手を振ってくれるお客さんがたくさんいたので、うれしいと思いました」と、最後は喜びをかみしめていた。