田嶋陽子氏 舛添氏の名誉欲を指摘
舛添要一東京都知事と参議院議員時代に同期だった田嶋陽子氏が15日、TBS系の「白熱ライブ ビビット」(前8・00)に出演し、舛添氏について「名誉欲と執着心がすごい」と分析した。
舛添氏が14日に涙ながらに延命を懇願したことについてMCのTOKIO国分太一が田嶋氏に、「涙声で訴えたということですがそういう方ですか?」と尋ねた。田嶋氏は「そんなことない。見たことない」と述べ、「機を見るに敏でなかった。遅すぎましたね。泣くぐらいならもっと早く決断を」と突き放した。
番組では自民党と舛添氏の経緯について要約。舛添氏は2001年に参議院選挙で自民党候補として初当選。07年に安倍改造内閣の厚生労働大臣に。09年に自民党が野党になると10年に離党し「新党改革」を旗揚げし、自民から批判を浴びた。14年、都知事選に出るため「新党改革」も離党した。
田嶋氏は「2回も厚生労働大臣にしてくれた自民党に後ろ足で砂をかけて普通は出ない。裏切ったわけだから自民党は怒っているわけだけど」と舛添氏が自民を離党したことを批判した。
また、舛添氏が14日に「リオデジャネイロ五輪を目前にして混乱を招くのは国益にマイナスだ」とリオ五輪にこだわる理由について田嶋氏は「名前が歴史に残るわけでしょ。どれくらいすごいか分からないけど。旗をもらってくるというのは」と述べ、「厚生労働大臣を2回やったっていうのはみんな忘れちゃうけど、オリンピックのことなら世界的に名前が残る。名誉欲が強い方です。それと執着心。メンタルが強いというのはいい言い方。執着心がすごい」と舛添氏の内面を分析した。
番組では、流通経済大学龍崎孝教授の談話として、IOCの規約に「開催国は必ず公式映像を残す」という文言があることを紹介し、「舛添氏は人類の未来に残る『オリンピック公式映像』の中に自らの姿を残すことだけをモチベーションとしているのでは」との指摘も紹介した。
