飯島勲氏、条件付きで舛添知事続投論

 小泉純一郎首相時代の首席秘書官で、現内閣官房参与の飯島勲氏が、29日放送の読売テレビ読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜、午後1・30)に出演。政界の“影のフィクサー”ともささやかれる飯島氏は、公金の私的流用疑惑に揺れる東京都の舛添要一知事に関して「後任に資質のある人がいない」として、消去法的に「納得できないが、(舛添氏が)政治資金団体、政治団体を廃止したうえであと2年がんばっていただくのがベスト」との持論を示した。

 飯島氏は、これまでの歴代都知事に関しても「大したことない知事ばかり。大物と言われるのが、週に2回、2時間かそこらで、これでも東京都は納得していた」と発言し、これに司会の辛坊治郎氏が「それは石原慎太郎さんのことですか?」と突っ込む一幕も。これに飯島氏は「そういうことは言いませんけども、あるいは本来公表してはならない資料を、作家としてテレビ出てべらべらしゃべったりとか」と続け、今度は辛坊氏が「猪瀬直樹さんですね」と再び突っ込んで、笑いを誘った。

 飯島氏は「今(後任候補)言われてるタレントとか、元知事とか、女性議員とか、資質がないですよ」と述べ「アナウンサーとかも言われてるけど、名前が売れてるのと行政をやるのとは別だと思う」との見解を示した。

 番組では論客時代からの宿敵の田嶋陽子氏が舛添氏をメッタ斬りにしたが、飯島氏は「田嶋さんは討論の接触だからいいんだけど、元妻(片山さつき氏)がねマスコミに出まくり?もう×××だ」とボヤキ節。

 番組で舛添氏が2年後の任期満了まで逃げ切れると思う方はと挙手を求められると、飯島氏は挙手しなかった。辛坊氏は「この人の性格からいうと、しぶといよ」と分析していた。

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