橋之助、芝翫襲名「祝う会」で感涙
今年9月に八代目中村芝翫を襲名する、歌舞伎俳優の中村橋之助(50)が28日、都内で行われた「八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助 襲名を祝う会」に出席した。
橋之助は冒頭の来賓による祝辞で、父の七代目中村芝翫のエピソードが語られると、早くも感極まって目には涙が。2200人の来場者を前に「このように大勢の方々がいらして下さったこと、私も感無量でございます」と涙をこらえながら話した。
また、死の直前に父から芝翫襲名を打診されたエピソードも披露。「亡くなる数カ月前、兄弟4人、1人ずつが呼ばれまして、私に『芝翫を襲名するように』と言ってくれました。一生、橋之助でいる人間だと思っていたので、まさか芝翫に私を指名してくれるとは夢にも思っていませんでした」と語った。
この日は同時に襲名する橋之助の息子3人も出席。橋之助と親交の深い前巨人監督の原辰徳氏(57)は「本当におめでとうございます。お3人の息子さんを見ても歌舞伎界というのはDNAが道々とつながれていくものなんだなと。野球界は素晴らしいお父さまがいても、なかなかいい野球選手が育たないんですね…」と祝福した。