舛添氏、会見後に湯河原行きの予定なし
東京都の舛添要一知事が13日午後、定例会見を開き、自身の政治資金の私的流用疑惑に対する釈明を行った。先だって毎週末のように神奈川県湯河原町の別荘に公用車で通っていたことも問題化していた舛添氏には、記者団から「金曜日だが、この後、湯河原へいくのか?」という質問も飛び、会見場に笑いが漏れた。
これに舛添氏は「この会見のあと、いっぱい仕事がありますので。今は皆さんのご質問に答えることでここに来ているので、考えていない」と述べた。
直近で湯河原に行ったのはいつか?と問われると「こういう状態なので…行けと言われれば行くけれど」と言葉を濁した。
この日の会見で舛添氏は、自身の政治団体(現在解散)が政治資金収支報告書に計上した「飲食代」の一部に私的な飲食費が含まれていたことを明かした。また家族旅行代ではないかと疑惑視された、2013年正月と14年正月の、千葉県内のホテルでの「会議費用」約37万円は、都知事選出馬などに関する重要な会議を、家族と宿泊していた部屋を使って行ったと説明し「私は政治活動だと思っている」と主張した。
そのうえで収支報告書の訂正・削除および返金を行うとし、進退に関しては「全力を挙げて都民のために働く」「東京を世界一の町にする」と続投、さらには再選を経ての2020年東京五輪への意欲を示した。
