声優・大塚明夫 通販型ドラマで新境地

 BSジャパンの小孫茂社長は28日、都内で行われたテレビ東京社長会見に出席し、5日からBSジャパンでスタートした通販型ドラマ「真夜中の百貨店」に出演している声優・大塚明夫について「相当なセンスをお持ちの方」と絶賛した。

 「真夜中の百貨店」は、三越伊勢丹との共同開発で始まった、ドラマでありながら通販も兼ねる新しい形の番組。百貨店を舞台に、大塚演じる伝説のコンシェルジュが、客の人生を切り開くアイテムを選ぶというストーリーだ。

 大塚は声優としてはスティーブン・セガール、ニコラス・ケイジなどのスターの吹き替えを始め、アニメでも「ONE PIECE」の黒ひげ役などその渋い声で確固たる地位を築いているが、実写ドラマは初主演。未知数の部分もあった。

 小孫社長は同番組について「一時はどうなることかと思った」と、不安を抱えてのスタートだったことを明かしたが「あの方(大塚)は相当なセンスをお持ちの方。期待以上の反響を頂いている」と大塚の存在感を高く評価した。

 ただ手放しで喜んでいるわけにもいかない。「こういう番組こそセンスが光るものでないと持続性がないという冷めた見方もある。1回1回センスがどの程度光るか、新しいトライアル、挑戦を繰り返したい」と、1話1話が勝負という認識を示していた。

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