エンブレム選考、スマホ預け厳正に審査
東京2020エンブレム委員を務めた宣伝会議取締役の田中里沙さんが26日、コメンテーターを務めるTBS系「ゴゴスマ-GO GO!Smile-」の取材に対し、審査ではスマホを預けて厳正を期したという秘話を明かした。
田中さんは「1個がきちんと決まった瞬間は感無量で、『今日からこれがエンブレムなんだ!』という感じになりました」と、その瞬間の感激を語った。
決定したA案は、事前に行われたネット調査では不人気だったが、「日本で開催される五輪なので、日本らしさを表現するのに秀でている」と、田中さんは高く評価した。
選考会議では冒頭、公式サイトに寄せられた国民の意見を参考にし、外国人の意見も尊重したという。
審査は新年早々のデザインチェックからスタート。長時間、スマホ等を預けた厳正なる隔離環境で行われた。1日を終えると「集中して、その日はぐったりするような」疲労に襲われたという。
制作者の野老朝雄さんとは発表当日に初めて顔を合わせ、「エンブレムに象徴されるように、表現されている背後いろんなものをこめている感じのそのままの人間性」という印象だったという。
