熊本県のＰＲマスコットキャラクター・くまモンの絵をツイッター上で発表して被災地を励ます「＃くまモン頑張れ絵」が、大きな広がりを見せている。

　始まりは漫画家の森田拳次氏から、漫画家のちばてつや氏に送られてきた１枚のＦＡＸをちば氏がブログで公開したこと。森田氏から送られてきたＦＡＸには「くまモンがクマっている。助けにいくベア」というコメントと、怪我をしたくまモンを助けに行くイラストが描かれている。

　今度はそのちば氏のブログを、漫画家の森田ジョージ氏がツイッターにあげたことで一気に漫画家仲間がくまモンを描いて励まそうという動きが広まった。

　そして、そこから一般の人たちも参加して数多くのくまモンのイラストがツイッター上で公開されている。ツイッターではイラストはもちろん、キャラ弁や手作りマスコットなど、さまざまなくまモンが被災地へのメッセージを送っている。

　くまモンの産みの親である放送作家の小山薫堂氏は、１７日に放送されたラジオ番組で、今後のくまモンについて「どう動けばいいかな」と苦悩を告白していたが、こんな形でくまモンは被災地の人たちを元気づけていた。