ショーンK降板をテレ朝社長「反省」
テレビ朝日の定例会見が29日、都内の同局で行われ、報道番組「報道ステーション」を降板したショーンKことショーン・マクアードル川上氏の経歴詐称について、吉田慎一社長は「経歴は本人サイドから聞いていたが、見抜けなかったという意味では謙虚に反省しないといけない」とコメント。「視聴者の信頼と大きく関係する事態ですので、本当に申し訳ないと考えています」と謝罪した。
川上氏は昨年4月から水曜コメンテーターとして番組に出演。3月末まで出演予定だったが、騒動を受け、本人が自粛を申し入れ降板が決まった。再発防止に向けては昨年7月に設置したコメンテーター室に対して、「今回のようなことが起きないように」と経歴確認を徹底するよう指示していることも明かした。
局側は騒動後に本人と会ったといい、「ご本人から直接、経歴について『不適切だった』と謝罪を受けた。視聴者からも厳しいおしかりを受けています」と説明した。
「報ステ」では、16日の放送の番組冒頭、古舘伊知郎キャスターが「私どもが(ウソの経歴を)確認できないままここまで来たことは、テレビをご覧の皆様に対し、申し訳ないいこと。深くお詫びさせていただきます」と謝罪。一方で古舘氏は「詳しいデータをもとに斬新な切り口でコメントを歯切れ良くくださっていたので、悔しい思いをしております」とコメンテーターとしての川上氏を評価するコメントをしていた。
