「マトリックス」監督 兄弟→姉妹に

手術前のリリー(右)と先に手術したラナ・ウォシャウスキー監督(2013年)
「マトリックス」初来日したときのウォシャウスキー兄弟(2003年)
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 映画「マトリックス」の監督、ウォシャウスキー姉弟の弟・アンディが性適合手術を受け、名前をリリーと改めたことを8日に米国の性的マイノリティーメディアで発表したことを受け、日本でも「おめでとう」といった祝福の声や「映画さえクオリティを保ってくれれば、プライベートはなんでもOK」といった声がネットにあふれた。姉のラナも元は男性で、4年前に性適合手術を受けている。

 「マトリックス」公開当時はラリー&アンディ・ウォシャウスキー兄弟だったが、2012年にまず兄が姉に、そして今回弟が妹になりウォシャウスキー姉妹となった。リリー監督は性的マイノリティーメディアの「Windy City Times」に女性姿で登場し、「私はトランスジェンダー。そして私は移行しました」と性適合手術と改名を公表。リリー監督は結婚しており「妻や家族、友人のおかげでここまでくることができた」と感謝を述べている。

 この公表に、日本のファンも「本人と家族が幸せならそれが一番」「性は多様」「(マトリックスの主人公)ネオのように覚醒しただけ」「なぜあの映画の世界感が作れたのかわかった」といった声が上がった。その一方で、昨年公開された「ジュピター」がラズベリー賞で最低助演男優賞を受賞するなど評価が芳しくないことから「私生活よりも映画が話題になってほしい」という厳しい声もあった。

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