徳永英明が患う「もやもや病」とは…

 シンガーソングライター・徳永英明(55)がもやもや病と診断され、2月22日に手術を受けていたことが3日、分かった。公式ホームページなどで発表された。3月いっぱいはリハビリにあて、予定されていた活動は中止し、4月から活動再開の予定。徳永は01年にももやもや病で倒れて入院しており、02年の復帰会見では、先天的な症状のため、再発の可能性も示唆していた。徳永が患う「もやもや病」とはどんな病気なのか。

 もやもや病とは、脳の太い動脈が詰まって働きが悪くなり、それを補うために周りに細い血管が発達する病気。脳血管を撮影すると、この細い血管がタバコの煙のようにもやもやしているように見えることから、このような名前がついた。

 5歳前後で発病する若年型と、30~40歳代に発症する成人型がある。若年型は脳虚血発作が多く、突然の手足の脱力に始まり、言語障害や意識障害、けいれんがみられる。成人型は脳虚血発作のほか、脳内出血も起こしやすく、激しい頭痛、嘔吐、意識障害などから発症するという。

 確実な治療法は今のところなく、バイパス手術により、脳梗塞・脳出血の発症を防止する効果が期待されている。

 【徳永ともやもや病】徳永は今年2月上旬に体調不良を訴え、「もやもや病」と診断された。2月22日にもやもや病による脳梗塞発症予防のため、左複合バイパス手術を受けた。

 01年にもやもや病による一過性脳虚血発作のため入院した際は、本来なら、血流を良くするための手術を施すが、自然にバイパス状の血管ができていたため、手術には至らなかった。02年11月14日に復帰会見を行った徳永は「普通の(人の)欠陥が1本でOKだったとすると、僕の場合はそこに5本ぐらい(細い)欠陥があるという」と説明。「(先天性の症状のため)これからもうまく付き合っていくということ」と再発する可能性を示唆していた。

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