歌手・北島三郎（７９）が２日、インフルエンザを発症し、この日予定していたＮＨＫ総合の音楽生番組「ＮＨＫ歌謡コンサート」（火曜、後８・００）の出演を取りやめることが分かった。

　関係者によると、北島は前日の１日、都内で所属レコード会社の「クラウンヒット賞」の贈賞式に出席後、テレビ番組の収録を行った。夜に都内の自宅に戻った際に、急に体調を崩したという。

　一時は体温が３８度後半まで上昇。この日の朝には３７度前後まで回復したが、昼に都内の病院で診察を受け「インフルエンザＡ型」と診断された。そのためＮＨＫへ出演の取りやめを申し入れた。北島の代役として、島津亜矢（４４）が出演予定。

　北島はそのまま自宅に戻り静養。３日の予定された東京・高尾山薬王院での節分祭の参加も取りやめるという。また今後は、１週間ほどの休養が必要だが、番組収録やコンサートなどへの影響はないという。

　発熱の中でも北島は「出演して新曲を歌う」と出演に意欲を見せていた。さすがにインフルエンザとあって出演は取りやめたが、本来の楽屋入りする時間に、会場のＮＨＫホールに出向き、出迎えた番組スタッフに車の中から「出演できなくてすまない」とおわびしたという。