タレントのビートたけし（６８）が１６日、都内で行われた主演映画「女が眠る時」（２月２７日公開）の先行試写会で舞台あいさつを実施。国民的な関心事となったＳＭＡＰの解散騒動をイジるジョークを飛ばし、会場を“微妙”な雰囲気にした。

　共演の西島秀俊（４４）忽那汐里（２３）、新井浩文（３６）とともに出席したたけしは、映画のキーワードについて問われ、真顔で「ＳＭＡＰのトラブルです」と回答。壇上の共演者は顔を見合わせ、会場からは一瞬の間の後、まばらな拍手と笑いが起こった。

　司会者は「たけしさん…」と困り顔で、すぐに西島に話を振ると、西島も「いいんですか？今の」の苦笑い。「えーっとですね…」と首をひねって、「観客参加型の心理サスペンス」とまじめな答えを繰り出した。

　また、出演が１シーンのみだった新井は「あれだけしか出てなかったのに、よくノコノコ出てきたなと思うかもしれないので、先に謝っておきます」と自虐的に話した。これにたけしは「私の『ＭＯＺＵ』よりいいでしょう」と、西島と共演した「劇場版ＭＯＺＵ」を引き合いに。これには主演俳優だった西島も「すいません…」と恐縮するのみだった。