シンガーソングライターの宇多田ヒカルの音楽活動再開の報道について１０日、宇多田の公式ホームページで「公式見解」が発表され、「そのような事実はありません」と報道内容を否定した。

　ユニバーサルミュージック合同会社の沖田英宣氏の名前で発表されたコメントは「先日一部メディアより来春にニューアルバムがリリースされるという報道がありましたが、そのような事実はございません」と否定。その上で「制作は断続的に続いていますが、まだ発売時期をお知らせできる段階には至っておりません」と、活動休止中にも宇多田が楽曲制作は続けていることを明らかにした。

　その上で「来たるべき時期には、今までと同様にこのオフィシャルホームページを通じて皆様にご報告させていただきます」と、活動再開への道筋をたどっていることを示唆した。

　また、９日のツイートでは活動再開報道を「全くのガセネタです」と完全否定した音楽プロデューサー・宇多田照實氏は１０日、「でも制作は人間活動中もずっと続けています」と、やはりヒカルが音楽から離れてはいないことを伝え、「以外（原文ママ）と近いかも」と活動再開を示唆、最後に「ヒカル　のみぞ知る」と付け加えた。

　宇多田は２０１０年８月、ブログで翌年からの音楽活動休止を発表、「人間活動に専念しようと思います」と宣言した。その言葉通り１４年２月にはイタリア人男性と結婚、今年７月には第１子男児を出産し、子育てに励む様子をツイートしていた。今回の「活動再開」について、宇多田自身は公式サイト、ツイッターで沈黙を守っている。