京都国際映画祭２０１５（１５～１８日、京都市内各所）の開幕に先駆けて１３日、京都市の総本山誓願寺でアート部門の「村上ショージの『竹紙』墨絵展」と「又吉直樹×『文学』の世界」が初日を迎えた。ともに１８日まで。

　「－『竹紙』墨絵展」では、お笑いタレントの村上ショージ（６０）が竹１００％を原料とした和紙に描いた大小９作品の墨絵を展示。タテ１９７センチ×ヨコ９５センチの竹紙に京都をイメージした風景を描いた大作は約５０本の筆ペンを駆使して、約３週間かけて仕上げた。

　この日、会場に駆け付けたショージは普段は“すべり芸”を得意とするが、今回は一切のボケを封印。「皆さんに誓願寺に来ていただいて、見ていただければ本当にありがたいと思います」と大真面目に来場を呼び掛けていた。

　また、芥川賞作家のピース・又吉直樹（３５）に関する展覧会「－『文学』の世界」では芥川賞受賞作「火花」の表紙を飾った原画「イマスカ」や又吉が考案した創作四字熟語の書などを展示。１７日には又吉自身が同所に来場して、特別イベントが開催される。