佐藤浩市、物おじしない本田翼を絶賛

会見中、笑顔を交わす佐藤浩市(左)と本田翼=東京国際フォーラム
会見に臨んだ(左から)中村獅童、佐藤浩市、本田翼=東京国際フォーラム
会見で笑顔の(左から)篠原哲雄監督、中村獅童、佐藤浩市、本田翼、和田正人=東京国際フォーラム
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 直木賞作家・桜木紫乃氏の短編小説を映画化した「起終点駅 ターミナル」(11月7日公開)の完成会見が8日、東京国際フォーラムで開かれ、主演の佐藤浩市(54)、共演の本田翼(23)、中村獅童(43)、和田正人(36)、篠原哲雄監督(53)が出席した。

 北海道・釧路を舞台に、過去を背負った弁護士(佐藤)と被告人(本田)の再生を描く作品で、プロデューサーから本田が相手役と聞かされた佐藤は「やばいな、大丈夫かオイ?」と案じたことを告白。等身大の役柄が多かった本田が「夜のとばりの中で生きている女の子をどう体現するか、一抹の不安があった」という。

 本田は「佐藤浩市さんと2人芝居というチャンスをもらえたうれしさがあった」と物おじせず。撮影前にプロデューサー、篠原監督とのワークショップがあり、佐藤も何度か参加したことも手伝って「クランクイン前に自分のお芝居を固められた」(本田)とあって、佐藤が「この子で良かった」と認める演技を披露したという。

 会見中も佐藤と本田の間には笑顔が絶えず。佐藤は「彼女の最後の芝居に期待してください」と、ハードルを上げていた。

 また、佐藤が本音を打ち明けるヤクザを演じる獅童は、佐藤が指名しての出演となった。NHK大河ドラマ「新選組!」で共演した2人だが映画では初共演で、獅童は「大好きな先輩で、映画で初めて共演できてとてもうれしい」と笑顔。佐藤は「芝居を抱えていたのに参加するとおっしゃってくれた」と獅童に感謝していた。

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