橋本環奈 映画初主演の責任と重圧

 アイドルの橋本環奈(16)が映画初主演に挑戦する『セーラー服と機関銃~卒業~』の撮影現場にRKB毎日放送のバラエティ番組「TEEN!TEEN!」(月曜23時53分~)が密着し、21日深夜に放送された。同番組は橋本と、お笑いコンビのピースがMCを務める。主演・座長として撮影現場を盛り上げようと努める橋本、クランクアップでは重圧から解放され泣きそうな表情を浮かべる橋本。奮闘した16歳にピースは「鳥肌が立った」と賛辞を送った。

 番組では「映画『セーラー服と機関銃~卒業~』主演・橋本環奈の撮影現場に密着」と題した特集を放映。映画初主演に挑む橋本の様子を、独占映像も交えて紹介した。

 ロケは7月中旬からおよそ1カ月間、群馬県で行われた。橋本は役作りのためにロングヘアを約30センチ、ばっさりと切って撮影に挑んだ。前田弘二監督の演技指導を受け、連日体当たりで演技にのぞむ姿や、ともに働く制作スタッフらに積極的に話しかけるなど、主演、座長として現場を盛り上げる「女優」としての橋本の姿があった。

 ある重要なシーンの撮影で緊張を隠せない橋本に、共演者で同じ福岡出身の大先輩、武田鉄矢が「うわーっと1回叫んでみーや、いろいろやってみーや」とやさしく声をかけ、演技のアドバイスを受ける場面も見られた。

 角川映画40周年記念作品となる同映画は、薬師丸ひろ子が主演した伝説の映画(1981年版)の続編。主人公の星泉はこれまで薬師丸のほか、ドラマ版では原田知世、長澤まさみが演じてきた人気のヒロインだ。今回、橋本がどんな星泉を演じるかが注目されるが「どれだけの重圧があっても、自分がやるって決めたからには、最後まで自分らしい星泉を演じたい。逃げ出したらおわり」と橋本はきっぱりと決意を示した。

 橋本について前田監督は「コメディーやハードな部分もあって、(星泉は)いたぶられてそこからはいあがっていく、でも根っこは明るくないと。しめっぽくなるのを逆らうようなパワーも大事で、本当に難しい役なんですよね。それを彼女は僕の想像以上に飛び越えてきた」と高く評価した。

 橋本はロケの合間に少林山達磨寺(群馬県高崎市)を訪れ、だるまの左目を書き入れながら撮影の安全と同映画のヒットを祈願した。クランクアップでは「すごい緊張感とかプレッシャーとかたくさんあったんですけど…本当にあっという間の1カ月でした」と今にも泣き出しそうな表情であいさつした。

 同番組でともにMCを務めるピースの2人は、橋本がセーラー服姿で機関銃をぶっ放す場面の特報映像を見て「すげーじゃん!鳥肌立っちまったよ」(綾部)、「ちょこちょこ写ってる(映画のワンシーン)だけでも、すごかったよ」(又吉)と絶賛。橋本は「映画初主演だったんですけど、全力を尽くしてみんなで作った作品なので、ぜひみなさん劇場に見にいってほしいです」と笑顔で語った。同映画は2016年3月5日全国公開。

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