シルバー世代のアイドル、タレントの毒蝮三太夫（７９）が２２日、都内で自身初となる選書「シルバー川柳特別編　ジジィ川柳」（１４日発売）の刊行記念トークショー＆握手会を行った。

　同書は「ジジィを元気にするため」に刊行され、６０～９０歳代の男性の川柳１３１句が掲載されている。毒蝮は毒舌コメントでシルバー世代を応援しているが、この日はファンの前に姿を見せるなり「（控室で）本にサインしてたけど、途中から面倒くさくなって“又吉”と書こうと思ったよ。オレは作家じゃない。本職は俳優。こんなもん売れなくてもいい」とお得意の毒舌で会場を沸かせた。

　トークショーの後、毒蝮は７０人を超えるファンと写真に収まり、サイン本を手渡したが「もう２度とやんないから。バカバカしい。オレは又吉でもＡＫＢでもねえんだ」と“打ち止め”宣言。その一方で「８０歳のジイさんがＡＫＢの柏木（由紀）の大ファンで、年金ためて秋葉原行くのが楽しみなんだってさ。あの柔らかい手で握手したら１年が幸せなんだって。握手は“瞬間セックス”なのかな」と毒蝮流で握手会の魅力を解説した。

　毒蝮は大の巨人ファンとしても有名だが、もつれにもつれたセのペナントレースは「巨人は今年は大変だろううね。はっきり言ってヤクルトはいいチームだ。阪神は勝負どころで弱いね」と分析していた。