仲代達矢、主演映画 政治家の方にも…

舞台あいさつを行った(左から)稲塚秀孝監督、仲代達矢、野村真美、松崎謙二、長村航希=東京・有楽町
舞台あいさつを行った仲代達矢(左)と野村真美=東京・有楽町
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 俳優・仲代達矢(82)が19日、都内で主演映画「NORIN TEN~稲塚権次郎物語」の初日舞台あいさつに登場。この日の未明に「安全保障関連法」が成立したことをうけて、あいさつの最後に「最後にひとこと。“戦争法案”が通過した。与野党問わず、政治家のみなさんにこの映画を見ていただきたい」と強く訴えた。

 この映画は、今では世界中にある小麦の80%の基となった「NORIN TEN」の品種を、大正から昭和にかけて開発、育種。日本の戦後や1960年代の世界の食糧危機を救い、“農の神”稲塚権次郎氏の愛と苦悩と葛藤を描いた物語。

 主演の稲塚氏を演じた仲代は、第二次世界大戦を前後する物語とあって、自身のつらい戦争体験が心によみがえり、最後の発言となったようだ。舞台あいさつの中でも「私は戦争を経験している。戦後には食糧難で、農業の大切さを痛感した。ここ最近、きな臭い状況の中で(作品を見た人が)どのように思ったか、知りたい」と語っていた。

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