野球中継 ラジオ新時代の目玉となるか

 ニッポン放送は8日、定例社長会見を行い、村山創太郎社長は優勝争いが佳境となる10月のプロ野球実況中継について「テレビの地上波が少なくなった現在、われわれラジオが頑張る」と使命感を表した。

 会見終了後にデイリースポーツの取材に応じた村山社長は「放映権料の高騰などで、プロ野球はテレビの地上波放送が減った。われわれラジオ局は各球団さんの協力もいただきながら(優勝争いの)最後まで頑張ります」と視聴率低下でテレビの地上波から消えつつある野球中継について、“ラジオの使命”を訴えた。

 村山社長は自他共に認める大の阪神ファン。

 同局はラジオ補完放送(ワイドFM)を10月から試験放送、12月から本放送する予定であることも発表。「第2の開局と位置づけている」と話す村山社長は、「ラジオの新しい時代にふさわしい聞き応えあるプログラムを発信したい」と力を込めた。

 ワイドFMでは、野球中継などAMラジオ特有の番組もFMで聞けるようになるとあり、同局では「AMでしか聞けないと思われていた野球がFMになる。どんな力になるのか、強みになるのか。キラーコンテンツになるかもしれない」と期待を寄せている。

 ワイドFMは難聴対策、防災対策が主な目的で、AMとFMの両方でAM放送の番組が楽しめるようになる。FMになることにより音もさらにクリアになる。

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