村本がキーマンか?日曜朝視聴率戦争

 テレビ業界の「日曜朝10時枠」は最も激しい視聴率争いが繰り広げられている枠の1つだ。トップをひた走るのは爆笑問題司会のTBS「サンデー・ジャポン」(以下、サンジャポ)。そこに、毎週ゲストを招くトーク番組の日テレ「誰だって波乱爆笑」(以下、波乱爆笑)と、松本人志が時事問題を斬るフジテレビ「ワイドナショー」(以下、ワイドナ)が続いている。

 直近5回の3番組の視聴率を比較すると以下の通り。

 ▽8月2日 「サンジャポ」11・8%、「波乱爆笑」8・8%、「ワイドナ」8・7%

 ▽7月26日 「サンジャポ」9・7%、「波乱爆笑」7・3%(フジテレビは「FNS27時間テレビ」を放送し、「ワイドナ」は休止)

 ▽7月19日 「サンジャポ」11・6%、「ワイドナ」8・2%、「波乱爆笑」8・1%

 ▽7月12日 「サンジャポ」10・2%、「波乱爆笑」7・8%、「ワイドナ」7・5%

 ▽7月5日 「サンジャポ」11・3%、「波乱爆笑」9・4%、「ワイドナ」8・7%

 3番組とも安定した数字を残している中で、「サンジャポ」が頭一つ抜け出している。やはり、生放送であるため旬なネタに対応できる点と、出演者が何を言うか分からない緊張感があることが魅力だろう。11・8%をマークした8月2日回は、直前に爆笑問題・田中裕二とタレント・山口もえの結婚が話題になった。番組中盤で田中が「(報道について)気になっている人がいるのは分かっています」と触れ、エンディングでも「ちゃんと決まったら言います」と発言。大きな進展はなかったが、“引っ張られた”視聴者も多かったはずだ。

 同じく時事問題を扱う「ワイドナ」は、「サンジャポ」に比べると番組の雰囲気は静かで、コメンテーターは長い時間をかけて自分の考えをしゃべることができる。視聴者からすれば、タレント、文化人の普段とは違う一面をじっくりと知ることができる。

 毎週ゲスト1組を招く王道のトークバラエティー「波乱爆笑」と合わせて、紹介した上位3番組はそれぞれ固定のファン層を獲得しているように見える。だが、ここで注目したいのが、ウーマンラッシュアワー・村本大輔の存在だ。7月19日には「サンジャポ」でお笑いコンビ・アジアンの不仲説を否定したかと思えば、8月2日には「ワイドナ」で自身がこうむったストーカー被害について熱く語った。この出演は村本が松本人志にメールで直訴して実現したという。

 村本は、「サンジャポ」にレギュラー出演するテリー伊藤が審査員を務めた「THE MANZAI2013」でウーマンラッシュアワーとして優勝している。テリーから「才能はある」と期待されており、今後も「サンジャポ」に出演し身内の暴露ネタを披露する機会は多そう。村本が日曜朝の視聴率戦争の行方を左右するかもしれない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス