物まねタレントのコロッケ（５５）が２６日、東京・ＮＨＫホールで芸能生活３５周年記念コンサート東京公演を行い、豪華メニュー連発で、３５００人のファンを大喜びさせた。

　コロッケはオープニングでダンスナンバーを披露した後、３５周年記念のスペシャルバージョン「年代別ヒット曲メドレー」に挑んだ。１９７０年代から２０００年代にかけての名曲を年代別に歌うという企画で、コロッケは１曲目の「勝手にしやがれ」（沢田研二）から「蛍」（サザンオールスターズ）までの３４曲を約３０分間、休みなく歌い続けた。

　続いては「和」をテーマとした演出で、コロッケは何と津軽三味線１０８人と尺八をバックに従え、「望郷じょんから」（細川たかし）を熱唱した。「和」に続いては、クラシック。弦楽四重奏団の伴奏と５６人のコーラスに乗って「千の風になって」（秋川雅史）を披露した。

　コロッケは「いろんな方に迷惑をかけながら、３５年間続けてこられた。今は“ありがたい”という言葉が一番大事だと思っています」とあいさつ。アンコールでは「シンデレラハネムーン」を歌った直後に本人の岩崎宏美（５６）がサプライズ登場し、花束をプレゼント。岩崎は「３５周年おめでとうございます。この曲も封印してたんですけど、最近歌ってますよ」とコロッケを祝福した。

　ラストは３体の巨大北島三郎バルーンとともに「祭り」でコンサートを締めくくった。