俳優の柄本明（６６）が２４日、都内で、ＮＨＫ　ＢＳプレミアムの戦後７０年ドキュメンタリードラマ「玉音放送を作った男たち」（８月１日、後７・３０）の完成披露会見に女優・原田美枝子（５６）と出席した。

　玉音放送の実現に尽力した当時の内閣情報局総裁・故下村宏氏を主に、玉音放送の企画から放送されるまでを描くドキュメンタリー。

　主演の下村役を演じた柄本は視聴者に向け、「日本人というものを考えるんじゃないかと思う」と呼びかけた。下村の妻役を演じた原田は「男の人は強く主張することが大事と思っていても、支える奥さんや周りの人はそうじゃないってことを伝える柔軟性があった」と作品を振り返り、柄本は「（下村の）奥さんが良かったんですね！結局は！」と話し、笑わせた。

　また、同局によると劇中で流れる玉音放送は戦後のＧＨＱ（連合国軍総司令部）の複製を使う予定だったが、放送当日に原盤が公開されることにより、差し替える方針もあるという。