佐々木蔵之介、初の“1人20役”に奮闘
俳優の佐々木蔵之介(47)が20日、大阪市内で、主演舞台「マクベス」の大阪公演(8月12-17日、森ノ宮ピロティホール)のPR会見を行った。
今作では、20人の登場人物をすべて1人で演じる。初の“1人20役”の過酷さについては「稽古の時に『ああ、次は俺のセリフか』って言ったら、『全部蔵之介さんのセリフです』って言われて、もうわからなくなるぐらい」としつつ、「20人の役者がやることを1人でやる。コストパフォーマンスとしてはいいと思うけど、ギャラは変わらず1人分です」とジョークも交えて説明した。
過去に経験がないほど、大量のセリフを覚えるだけに、台本を文庫本サイズにして常に携帯していたという。「スコットランドに行ったんですけど、行き帰りの飛行機、それぞれ13時間ぐらい。そこがものすごい(頭に)入りました。ずっと読んでて、CAさんに『寝ないんですか?大変ですね』って言われて」とエピソードを語った。
自分自身の“多面性”については、「どれが自分なのか、わからないんですよ。僕は自分に自信がなくて、役に乗っかってる時の方が自分を見せなくていいので、役者を続けてるのかなと思う」と語った佐々木。女性人気が高く、“最後の独身大物俳優”とも評されるが、女性に対する自分の見せ方については「ケース・バイ・ケースですね。その時に演じてる役に影響されるんでしょうし、相手役、シチュエーションにもよるんでしょうね」と笑いながら話した。