橋下市長「僕のツイッター無視して」

定例会見で報道陣の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
定例会見で報道陣の質問に答える橋下徹市長=大阪市役所
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 大阪市の橋下徹市長(45)が18日、大阪市役所で定例会見を行った。2時間におよぶ会見の中で、維新の党最高顧問の辞任を申し出たが、慰留されていたことを明らかにした。

 14日、維新の党顧問で大阪府の松井一郎知事とともに都内で安倍晋三首相、菅義偉官房長官と会談。その前には維新の松野頼久代表、柿沢未途幹事長とも会い、安全保障や派遣法などについて約2時間半話し込んだ。その席で「自由な身になりたい」と辞意を申し入れたという。

 橋下氏は大阪都構想が否決された5月17日の住民投票の結果を受けて、すでに任期いっぱいでの政界引退を表明している。「維新の党の執行部はしっかりある。僕がああだこうだ言って迷惑をかけたらいけないと思ってずっと黙っていた」と説明。「安全保障について、自分の思いがいろいろあるから好き勝手に言わさせてもらいたい。維新の党の(最高)顧問を辞めて、あとは執行部に迷惑をかけない形でいろんな発言をさせてもらいたい」と願い出たという。

 しかし、松野、柿沢両氏からは「発言は自由だから」と慰留された。「だから、自由にしているんです。むちゃくちゃ自由にやっています、今は。執行部でも何でもないので、好き勝手に自分の思いを言わさせてもらっています」と現状について説明した。

 結局、維新の最高顧問の職については「『自由に発言してもいい』と言われたので、変に混乱させる必要もないので」とそのままとどまった。

 橋下氏は安倍首相との会談後から、自身のツイッターで国会や安全保障に関するメッセージを頻繁に発信している。報道陣に対しては「ひとりのつぶやきなんだから、僕のツイッターなんて無視してくれたらいい。ほっといてくれたらいい」と求めていた。

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