香西かおり 新曲MVを地元「黒門」で

 歌手の香西かおり(51)が、地元・大阪で撮影した新曲「とまり木夢灯り」のミュージックビデオ(MV)が16日、動画投稿サイト「Youtube」で公開された。

 今年4月29日に発売されると、NHKラジオ「ラジオ深夜便」の「深夜便のうた」(4~6月)に選ばれるなど、人気が急上昇。MV制作が決定した。その舞台に選ばれたのは、香西が生まれ、現在も生活拠点を置く大阪の街だった。

 大阪を愛し、大阪で暮らす香西。「普通に生まれて育ったところ」と、ことさらに地元愛を強調することはないが、過去に20年を超えた東京での生活については「東京暮らしっていうのは…、ロングランな出稼ぎというか、やっぱり働く街なんですよ。すごく活気があるけど、自分の場合は『オン・オフ』が上手にきかないというか、延々頑張っちゃう時間が長く過ぎたような気が…」と振り返る。

 約10年前、「親が年取ったり、弱ったりということを理由に」大阪へ転居。「とても快適ですね。物価も安いし、ご近所づきあいもあるし、子どものころから知っている人がたくさんいて、居心地の良さはあります」と、故郷での暮らしを満喫している。

 そんな中で、MV撮影の舞台に選んだのは、大阪の台所として名高い「黒門市場」。プライベートでもよく買い物に訪れるというだけあり、撮影中もハモや漬物などを自費で購入。店員や買い物客とも気さくに会話を交わした。撮影を終えた香西は「リアルで面白かったです。大阪っぽくて。皆さんの笑顔が、日常はあんなニコニコしてないのに…(笑)」と冗談めかして話した。

 「とまり木夢灯り」は、再来年にデビュー30周年を迎える香西にして「今までの香西かおりの中にはないスタイルの作品」だという。「わりとつらい歌ばかりだったんですが、今回はちょっとおバカな、かわいらしい女というか…。女性の設定もそうだし、曲調も、ポピュラーのバラードか、切ない系の演歌かという2本立てでやってきた気がするんですが、今回は流行歌としてのリズムの良さが、今までにないと思いますね」と説明した。

 新たな挑戦も含め、地元に戻った効果は、やはり大きいという「(あべの)ハルカスは建ったけど、住んでる人たちは変わらないから…。結構言われるんですよ。『楽そうでいい』とか、そういうのが画面上で伝わるって」と笑った。さらに円熟味を増した“大阪で生まれた女”香西かおりの紡ぐ世界は、さらに広がっていきそうだ。

 「とまり木夢灯り」MVのURLはhttps://youtu.be/O-FWtGxkySs。

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